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「溺れる赤ん坊のメタファー」の話

社会運動に取り組む者が知っておくべき寓話がある。「溺れる赤ん坊のメタファー」である。

それはこんな話だ。

あなたは旅人だ。旅の途中、川に通りかかると、赤ん坊が溺れているのを発見する。あなたは急いで川に飛び込み、必死の思いで赤ん坊を助け出し、岸に戻る。

安心してうしろを振り返ると、なんと、赤ん坊がもう一人、川で溺れている。急いでその赤ん坊も助け出すと、さらに川の向こうで赤ん坊が溺れている。

そのうちあなたは、目の前で溺れている赤ん坊を助け出すことに忙しくなり、川の上流で、一人の男が赤ん坊を次々と川に投げ込んでいることには、まったく気づかない。

これは「問題」と「構造」の関係を示した寓話だ。問題はつねに、それを生み出す構造がある、そして、その構造に着手しなければ、真に社会問題を解決することはできないのだ。

『「社会を変える」を仕事にする』駒崎弘樹(英治出版)


引用だけ。

社会福祉法人をはじめとして、
「目の前の困ってる人」をどうにかしたいと思う気持ちや、
行動に熱い人は多い。
けれど、「上流」を見る人はそんなに多くないし、
「上流で赤ん坊を投げ込む男(女)の『背後』」まで見る余裕がない人が大半だろうか。
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テーマ : 社会福祉士
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市営住宅の「承継」。できるのか?

社会福祉士国家試験の「正解」発表。
で、毎度の「個別の問題へのイチャモン」

【問題69】~(低所得者に対する支援と生活保護制度)
事例を読んで、光栄住宅の居住に関する市の総合相談窓口の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
 Jさん(51歳)は、30年間P市の市営住宅(4階)で引籠もりの状態が続いており、生活費は同居の母親(82歳)に頼っている。最近、母親が病気になり、Jさんは将来の生活費と住まいが心配になったので、P市の相談窓口で生活保護と市営住宅について相談した。

【選択肢】
①:母親が歩行困難になり、同じ市営住宅の1階に転居する必要が生じても、敷金は減免されないと説明した。

(中略)

⑤:入居契約をしている母親が亡くなった場合、P市の承認を受けて市営住宅に住み続けることができると説明した。


発表正解は?
でした。

実際は、抽選外れ続きの市民が多い中で、特定の人達が「世襲」で住み続けるのは不公平である・・と、
(国交省の通知を受けて、)
「使用承継を認める範囲」は、「原則として名義人の配偶者のみ」
で、「親から子」への使用承継は基本的に不可。
(都営住宅HP)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_keiei/260toei1_01.htm

「51歳の引きこもり」は、高齢者でも障害者でも難病者でもなく(出題文中の条件」では)、「例外」の対象外。

どうにかして入居継続する方法があるにしても、無責任に総合相談の立場で「できると説明」してはいけない。
個別に自治体ルールはあるが、「国家試験」の出題としては「不適当」でしょう。
(問題作成者の地元が「全国ルール」ではない。)

そもそも、「高齢の親を頼る引きこもり」が、親の亡き後、単身で生活できるのか?の疑問もある。
「どうやって暮らす?」の方向を考える前に決めることではない。

ついで。
(「より適切」かはともかく、「正しいかどうか」だと)
誤解とされる?「1階に転居するときの敷金」の減免。

すでに敷金を納めて市住に入居しているんだから、4階から1階に移動しても新たな敷金は不要で、「発生しない敷金」は「減免」のしようがない。
(新たな敷金が発生するなら、先に納めた敷金が還ってくるだろうし)
「減免がない」こと自体は間違いではない。

今までも、毎年のようにイチャモン問題はありました。(不適切で全員正解扱いも)
その時は90点から下駄履きでラインを下げてましたから、2点のイチャモンは「範囲内」かも知れませんが、
99点に引き上げたからには、「この問題の1点があれば合格できた受験生」は、申し立てできるんじゃないかと思います。
(「人情」として5番を選ぶ人が多いとは思いますが、マークシートミスで他を選んだかもしれない)

肩書きのある方がクレームつけたら、(リクエストとかチャレンジとか)
どうにかなるでしょうか?
どうにもならんような業界なら、永久に三流扱いで仕方ない。
(私は、受験生でないから請求権がないが。)

(※ 阪大京大の入試で「正解訂正」された受験生は繰り上げ合格になりました)


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第30回社会福祉士 国家試

2月4日の試験は、わりと簡単だったという感想が聞かれる。
【午前の科目】
【午後の科目】
(何回か受けた人が、今年はできた、という。
ただし、去年のほうが簡単だったら、去年合格してるから、今年は受けてないだろう。)

http://www.omiya-fukushi.co.jp/p07_1517624803310.html
例によって、「速報」を出す業者。
【藤仁館学園グループが独自に作成した予想解答】は、
150問のうち、「当日速報」から、「修正」が10問。
(何回か修正を重ねて、2/6.20:00現在。ちなみに、昼に見た時は4問だった。)

「グループ」の「プロ」が手分けして解答して、7%の「修正」になるか。
受験生には、「見直し」の時間はないぞ。

個々の問題は、後日コメント予定。(公式の「正解発表」に対して。)


しかし、「簡単だった」試験なんでしょ?
(前半が厳しくて後半が楽だった、という感想の通り、「プロ」が間違いだと答えを直すのは、前半に集中しているなあ。)

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ジャンル : 福祉・ボランティア

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里親「なってみたい」世帯

<日本財団>里親「なってみたい」100万世帯超と推計
(1/31(水) 19:41配信 毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00000093-mai-soci


 親元で暮らせない子を児童相談所の委託で原則18歳まで育てる里親について、なってみたいと考えている世帯は6%に上るとの意識調査結果を、日本財団がまとめた。里親の条件に合う1780万世帯に当てはめると106万世帯になり、実際に里親登録している約1万1000世帯の100倍近くなる。財団は里親制度への情報不足がギャップの背景にあると分析している。

《 調査は昨年11月、全国の20~60代の男女1万人にインターネットで調査した。「里親になってみたい」と回答した人は「どちらかといえば」と合わせ6.3%。制度については、約6割が「名前を聞いたことがある程度」だった。》

インターネット調査の回答者を「全対象者」に拡大するのは乱暴な計算だ。
(対象者の層と回答者の層が一致してなければ「当てはめる」意味がない。)

《 回答者の中から1500人を抽出し、「子どもの生活費として養育費が支給される」「日本には里親を必要とする子どもが3万人いる」といった情報を提供した上で改めて意向を聞いたところ、最終的な推計希望者は12.1%に増えた。情報提供前に、里親家庭に公的な経済支援があることや2カ月などの短期間でもできることなどを知っていた人は、ごく少数だった。》
記事がどれだけ調査を正確に伝えているか、という問題だが、
多くの人は、「養育里親」の知識は持ってない。(養子縁組の延長ぐらい)

なお、養育里親に支払われるのは、「子どもの生活費」と、(里親さんへの謝礼に相当する)「里親手当」になる。

当然、責任のある仕事だから、
お気軽にできることではない。
登録された方でも、実際に委託を受けた方は3割ほどしかない。
(子どもを親の所有物のように扱う世界では、
思い通りに行動しない子に対してすぐプッツンする大人が多い。)
ネットで「やってみたい」ぐらいの人で、どうなんだろうか。
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阪大の入試問題ミス

昨年の阪大入試で、物理の出題のミスがあり、
30人が遡って「合格」となった。という。

社会福祉士士の国家試験なんか、毎年のように「不適切」問題があり、
「不適切」と認めないものであっても、イチャモンの山がある。
試験日以後、各社が「解答速報」を出すが、
それぞれ「正答」が違う。
(五択問題で違う、って何だろう?と、毎年思う。)

物理の問題で「より適切なもの」なんかないだろうし、
計算が違うとかなら、「解答速報」を出す予備校が黙っていないだろう。
どんな「ミス」だったんだろうな。
(たぶん、説明されても理解できんようなことなんだろうなあ。素人には。
~生物と化学で受験した、元受験生)

テーマ : 教育問題
ジャンル : ニュース

プロフィール

おっさん@社会福祉士

Author:おっさん@社会福祉士
お芝居は好きですが、
「ハッピーエンド」の話はもの足りん、という、困った奴?
安物のフィクションより、現実のほうがドラマチックと思うと、「非日常」を求めて観劇する意義が薄れる。

自称「すきま研究者」。誰もやってないことは、自分が先頭に立てるはずだが、誰もやってないことを確認するのも難しい。誰もいないと寂しいし・・。というジレンマ。

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