コンテントヘッダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
コンテントヘッダー

チョコレートの陰

ガーナは「チョコレートの国」か? チョコレートにみる「矛盾との向き合い方」 (六辻彰二)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mutsujishoji/20170214-00067648/
・・・近代以前のヨーロッパは、世界的にみて貧しい土地だったといえます。寒冷地が多く、土地がやせているため、大量に商品を生産するための原料となる農作物は多くありませんでした(実際、ヨーロッパ原産の農作物は数えるほどしかない)。さらに、人口も多くなかったため、大量に商品を売りさばくために必要な消費者の頭数にも限界がありました(現在でも人口が1億人を超えるのはドイツだけ)。そのなかで、資本主義経済と科学技術だけが発展したために、ヨーロッパ諸国は原料の供給地および独占的な市場として植民地を確保するため、海外進出を加速させたのです。

軍事力をもって支配したうえで、それらの土地から農作物や天然資源を輸入し、そして自分たちが作った工業製品を独占的に売りつける。これが植民地支配の基本的な構図でした。もっとも、「自分たちの利益のために外の土地を支配する」というのは、いくらなんでも聞こえが悪いため、そのためにヨーロッパ人たちは高尚な理屈をひねり出しました。「『未開・野蛮な』アジアやアフリカを『文明化する』ことが『文明人たる白人の責務』である」と、半ば本気で語られるようになったのも、この頃でした。もちろん、これは外聞の悪さを覆い隠すための、理論武装以外の何物でもありませんでした(これは日本と同様ヨーロッパでも「植民地支配は悪いことばかりでなかった」という言い分の源流になっている)。

ともあれ、植民地支配はヨーロッパ発展のステップとなり、それにともない華麗な文化が花開くことになりました。英国といえば紅茶の国ですが、これは茶葉の生産地だったインドを支配し、ケニアなどアフリカの植民地でもその生産を奨励した結果、可能になりました。現代の日本で、特に2月14日前後にスポットがあたるベルギーやフランスのチョコレートも、植民地主義の遺産という意味では、ほぼ同様といえます。補足すれば、紅茶やチョコレートに付き物の砂糖も、アメリカ大陸において奴隷制のもとで大量に生産され、輸出されたことで、ヨーロッパで普及していきました。・・・


TPPの話題の時に、「関税」がどうのとか、規制がどうのという話ばかりが盛り上がって、
チョコレートの話題なんて、マニアックなものになってしまった感がある。

以前、アムネスティが、「バレンタイン・アクション」をやっていた。(最近、聞かないが)
チョコレートの生産は、植民地での奴隷労働に支えられたプランテーションであり、
いまだに「子ども労働力」を搾取することで成り立っている。
「子どもの権利条約」なんて、どこにある? という現実とともに、
日本が「奴隷労働禁止条約」を批准していない、恥ずかしい国でもある現実を見なければ、安易にチョコのプレゼントで浮かれていられない。

時代とともに、流通様式も変わってきたが、思想として、
「誰か」の貧困労働の上に胡坐をかいて、自然環境も物的・人的資源をや我が物顔に手に入れようというのが、
いまの「TPP」の根本に横たわっている。

「大日本帝国」の侵略行為を「悪事」と認めるのを、「自虐」だという人たちは、
いまだに「過去の侵略」を「現代に引きずる」発想なんだろうなと思う。
植民地依存しないと「道」が開けないのが、まったく進歩のないことで。
スポンサーサイト

テーマ : 歴史認識
ジャンル : 政治・経済

コンテントヘッダー

不足しているのは、「労働力」ではないだろう。 ~外国人労働者100万人超え。

外国人労働者が100万人超え、のニュース。
2017年1月27日(金)Newsweek日本版

・・・日本では2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、とりわけ建設現場で労働者不足が深刻化している。建設業では参入する若年層が急速に減少、高齢化も進んでいる。ある大手ゼネコン幹部は、ロイターの取材に「のどから手が出るほど(労働力が)ほしい」と話した。

 移民政策研究所の坂中英徳所長は「外国人労働者といっているが、アルバイトをしている留学生や、本来、技能を学ぶために来ている研修生である技能実習生の数字が含まれているのはおかしい。日本が移民に扉を閉ざしていることから目をそらすため、数字を大きく見せようとしているのかもしれないが、労働力不足に対処し、正面から移民の受け入れを進めることがなにより重要」と話している。


「不足」しているのは、「労働力」ではなく、「安上がりの労働力」というのが正しい。
職探しをする若者も多いし、年金の支給年齢が引き上げられて、働かざるを得ない「無理やり現役」組も多い。
(私自身も、なかなかきびしい。)

「高度成長」の時代に、厚生年金もなしに、労働力提供した人たちが、21世紀の「下流老人」となって貧困層を形成している。
つぎの東京五輪にむけ、「さらなる下流老人養成システム」のために、
世界中から「安上がりの労働力」を求めるのが、前の東京五輪と同じ構造であり、
そのためにはTPPも(それに代わる方策も)ほしい業界の発想。

(大阪で、「建設下請け」の街代表が西成区であり、「製造下請け」の街代表が門真市だが、貧困率のトップにある。)

「まともな雇用」ができんような業界は、つぶしてしまうのが、「まともな産業」を維持するのに必要なのだが、
現実は「まともでない雇用」によって「国際競争力」だという発想で、
「日本中を西成区や門真市に持っていく」路線を堂々と唱える連中が多すぎる。


テーマ : 時事ネタ
ジャンル : ニュース

コンテントヘッダー

「高齢者」が半数を越えた。 ・・んじゃない。

先日の厚労省発表で、
生活保護、高齢者が初めて50%超す 厚労省調査
 (6/1日経新聞記事)との報道があったが、正確ではない。

生活保護を受給する世帯のうち、65歳以上の高齢者を中心とする世帯が3月時点で過去最多の82万6656世帯に上り、初めて受給世帯の半数を超える50.8%となったことが1日、厚生労働省の調査で分かった。うち単身世帯が9割に上る。
つまり、半数をこえたのは「高齢者世帯」の高齢者であって、
「全体の半数超が高齢者」の状態は去年以前からあった。

例えば、「66歳と63歳の夫婦」の世帯は、「高齢者」世帯にカウントされない。
「70歳の両親と、40代の病気の子」の世帯もカウントされない。
逆に「祖父母が孫を育てている世帯」は、子どもがいても「高齢者世帯」にカウントされるが、これは少数。

数字の問題はともかく、「高齢者の貧困」は、まともな先進国では「年金の問題」であり、
高齢者が低年金や無年金で生活保護に頼るというのは、日本だけ。
フランス等であれば、若いころに職がなくて保護をうけていても、60歳になれば年金で生活できるので、保護から外れる。
(保護費の半分が医療費だというのも、医療制度の問題で、「保険料を払いながら自己負担3割」などという先進国はない。)

 厚労省の担当者は「高齢者が就労できず、就労しても十分な収入を得られていない」と分析。景気回復による雇用改善で現役世代の受給が減る一方、高齢者の伸びが全体の受給者数を押し上げている。
 厚労省によると、全体の受給世帯数は前月より2447世帯増加して163万5393世帯で、過去最多を3カ月ぶりに更新。受給者数は216万4154人で2847人増え、人口100人当たりの受給者数である保護率は1.71%だった。


年金制度そのものの「穴」を、「就労収入」に頼ってどうにかしようというのが、厚労省の間違い。
高齢者は、さっさと「引退」して、若者にきちんとした仕事を回したほうがいい。
高齢者と若者が、「食えないから」と、ワーキングプアを競ったのでは、悪徳企業のエサにされるだけ。

「景気回復による雇用改善」といっても、 年金保険料の納付率が上がらない「非正規雇用」に頼ってたんでは、将来の解決にならない。
(バブルの頃の「好景気」に、厚生年金保険料を取らなかった~そういう労働を放任した~ ツケが30年後にまわってきている。)
西欧北欧の消費税の「形」だけ真似て、中身がアメリカ型貧困社会、では話にならん。

テーマ : 年金制度について考えます
ジャンル : 政治・経済

コンテントヘッダー

下町ボブスレー

下町ボブスレー、ジャマイカ代表が採用 平昌五輪目指す朝日新聞デジタル 1月17日(日)16時39分配信 ">下町ボブスレー、ジャマイカ代表が採用 平昌五輪目指す
朝日新聞デジタル 1月17日(日)16時39分配信


ドラマにもなった「下町ボブスレー」が、日本チームには採用されなかったが、ジャマイカの五輪代表チームに採用されたという。
本来は、「量産品」でない「一品モノ」は大企業には向かない。
(大企業お抱えのチームが作るにしても、現場でモノを言うのは、職人の技術)

日本チームが採用したドイツ製のそりも、作っているのは「プロの職人」だが、
日本と違い「同一労働・同一賃金」のルールが確立しているドイツでは、
大企業のチームも、下請けで部品を作っている町工場も、労働条件に差がつかない。

トヨタやホンダやマツダや三菱や、自動車レースに参戦するメーカーが、ボブスレー1台に手が出ず、
「下町のオッチャン」自らが乗り出すことになるが、
ボブスレーにかける技術は、いずれ、自動車や航空機の部品開発にプラスになる。
(そう思うのが、フェラーリとかBMWとかのメーカー)
自動車部品や航空機部品の「下請け単価」まで、そういう費用をかぶせれば、当然、製品価格は高くなる。
高級品とはそういうものだ。

下町の「夢」だけにオンブするような「技術立国」は情けないと思う。
(ホンダがF1で勝てなくなっているのも、「職人」を失ってきた結果ではないか。)

テーマ : ニュース・社会
ジャンル : ニュース

コンテントヘッダー

TPP報道

BS-TBS放送。「土曜ニュースまるわかり!」にて。
【関税撤廃でどれだけ安くなる?試算】
甘利大臣のPR番組だから、内容は知れているが、「専門家の会計士」を登場させて、スーパー店頭の食品が「480円から44円安くなる」など。
単に、販売価格と税率だけで計算した数字を並べて、(専門家でなくても、中学生で十分だ。)
「え~、うれしいですね。」と、買い物中の主婦を喜ばせる作り。
関税が無くなっても、流通経費は同じだけかかる。
(いまの食品で、「生産者に入る価格」がどれだけあるか。)

輸入牛肉や輸入穀物が安いのは、国土や国民生活の再生産を考えずに、「使い捨て農地」で「使い捨て労働力」に頼っているだけで、
日本の生産者がボッタクリしているわけではない。
(ボッタクリしてるのは、流通業者だろう。)

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

おっさん@社会福祉士

Author:おっさん@社会福祉士
お芝居は好きですが、
「ハッピーエンド」の話はもの足りん、という、困った奴?
安物のフィクションより、現実のほうがドラマチックと思うと、「非日常」を求めて観劇する意義が薄れる。

自称「すきま研究者」。誰もやってないことは、自分が先頭に立てるはずだが、誰もやってないことを確認するのも難しい。誰もいないと寂しいし・・。というジレンマ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。